対外選手41連勝ストップ!橋本帆乃香が世界1位孫穎莎に挑んだ熱戦とその舞台裏

卓球選手

あの「対外選手の連勝記録41」で注目を集めた橋本帆乃香選手が、
ついにその記録を止められました。


WTTチャンピオンズ横浜で世界ランキング1位の孫穎莎と激突し、
第1ゲームを先取するも惜しくも逆転負け。


しかし、この試合内容は多くのファンの胸を熱くしました。

連勝の背景には、緻密な守備戦術、
鋭い攻撃への切り替え、多彩なサーブ、
そして用具への徹底したこだわりがあります。


さらに、長年のパートナー佐藤瞳とのダブルスで培った経験や、
2025年のデンソー移籍後の飛躍も見逃せません。


世界ランクは自己最高の11位に浮上し、
2028年ロサンゼルス五輪へ向けた挑戦が本格化しています。

この記事では、連勝記録が生まれるまでの道のり、
孫穎莎戦の詳細、そして橋本選手の卓球スタイルや経歴を徹底解説します。


読めばきっと、
守備型卓球の奥深さと、
彼女の魅力に引き込まれるはずです。

対外選手の連勝記録41でストップした橋本帆乃香の激闘

対外選手の連勝記録41でストップした橋本帆乃香の激闘について解説します。

①世界1位・孫穎莎との横浜決戦

2025年8月9日、
横浜BUNTAIで行われたWTTチャンピオンズ横浜。


橋本帆乃香は、
女子シングルス2回戦で世界ランキング1位の孫穎莎と対戦しました。


試合序盤、
第1ゲームでは精度の高いカットと
緩急を織り交ぜた返球で孫のタイミングを外し、
11-6で先取します。


観客席はホーム日本でありながら、
中国応援団の大きな声援も響き渡る緊迫の雰囲気。


第2ゲーム以降は孫の反撃が始まり、
第3ゲームではリードを奪いながらも逆転され、
最終ゲームは1-11で敗北となりました。


それでも、
世界最強とされる選手相手に先手を取った内容は高く評価され、
多くのファンが拍手を送りましたね。

私自身、この試合映像を見ていて、
特に第1ゲームでのカットの切れ味に鳥肌が立ちました。


やっぱり「守っているようで攻めている」
橋本選手のスタイルは見応え抜群なんですよね。

②第1ゲーム先取からの逆転劇

試合の流れは第1ゲーム終了後から変わっていきました。


孫穎莎は徐々に橋本の回転量や配球に慣れ、
強烈なフォア攻撃でポイントを奪い始めます。


橋本もバックハンドの変化球や前進攻撃を織り交ぜましたが、
世界1位の対応力は圧巻。


第3ゲームでは2-0からの逆転を許し、
心理的な揺らぎが見える場面もありました。


特に最終ゲームの1-11は、
孫が完全に主導権を握った証拠と言えます。

見ていて感じたのは、
やはり世界トップの試合は一瞬の判断や流れの変化が命取りになるということ。


橋本選手の守備力は十分通用していただけに、
勝ち切れなかったのが惜しかったですね。

③ホームでの声援と中国応援団の存在感

この日の横浜BUNTAIは、
日本開催ながら中国応援団の声量が目立っていました。


孫穎莎は中国国内で絶大な人気を誇る選手で、
その応援はまるでホームのよう。


一方で、日本のファンも橋本への大きな声援を送り続け、
場内は両国の応援合戦のような熱気に包まれました。


こうした雰囲気は、選手の集中力や感情にも影響します。


橋本も試合後、
「ホームだけどアウェーのような感覚もあった」とコメントしており、
この環境も勝負の一因となった可能性があります。

観客の応援って、
思っている以上に試合の流れを変える力があるんですよね。


個人的には、この雰囲気の中で第1ゲームを取れたこと自体が、
彼女のメンタルの強さを物語っていると思います。

④第41連勝までの道のり

橋本帆乃香は、
この試合の前日(8月8日)に台湾の鄭怡静を3-0で破り、
対外選手相手の連勝を41に伸ばしていました。


この連勝記録は、
世界トップクラスの選手とも互角以上に戦える証拠。


2024年以降の国際大会で、
彼女は守備だけでなく攻撃の鋭さを増し、
試合の主導権を握る場面が増えていました。


特に、序盤でリードを奪う試合運びと、
ラリー戦での根気強さは連勝の大きな要因です。


この記録は途絶えたものの、
内容面では確かな成長を感じさせるものでした。

連勝って本当に「積み重ね」の賜物なんですよね。


一戦一戦の集中力を保つのは簡単じゃないのに、
それを41試合も続けるのは凄すぎます。

⑤鄭怡静戦で見せた圧巻の完勝

8月8日の1回戦、
橋本は世界ランク12位の鄭怡静(台湾)と対戦しました。


試合は終始橋本のペースで進み、3-0のストレート勝ち。


フォアハンドのカットで鋭い下回転をかけ、
バックハンドでは変化球と鋭いブロックを使い分け、
相手の攻撃を封じました。


特に第2ゲームの終盤では、
相手が回転を読み切れずミスを連発。


この勝利で、
彼女の対外選手連勝記録は「41」に到達しました。

私の目から見ても、
この試合は「橋本流カット卓球」の完成形のようでした。


相手が打ちあぐねる姿を見ると、
やっぱり守備の職人ってかっこいいなと感じます。

⑥ランキング急上昇の背景

橋本帆乃香の世界ランクは、
2025年1月時点で31位でした。


しかし、4月のデンソー移籍後から快進撃を続け、
8月には自己最高の11位に浮上。


背景には、WTTコンテンダー太原やラゴス大会での優勝、
バンコク大会準優勝など、国際大会での安定した成績があります。

また、試合運びの巧さや攻撃の決定力向上も評価され、
国際舞台での存在感が増しています。


ランキング上昇は、
2028年ロサンゼルス五輪出場への大きなアピールにもなりました。

やっぱり、
移籍や環境の変化って選手にとっては大きな刺激になるんですね。


橋本選手の場合、それが完全にプラスに作用しているのが見て取れます。

⑦ロサンゼルス五輪へ向けた新たな決意

橋本は試合後、
「引退するまでに後悔なく卓球人生を送りたい」と語りました。


4月に所属先や練習環境を一新したのも、
2028年ロサンゼルス五輪を見据えての決断です。


守備型のカットマンとして五輪メダルを狙うには、
今後さらに攻撃力を磨き、若手の台頭にも対応していく必要があります。


本人も「常に進化し続ける」ことを意識しており、
この敗戦を糧にさらなる飛躍を誓いました。


五輪までの3年間で、
彼女がどこまで完成度を高められるかが大きな注目点です。

正直、この言葉には心を動かされました。


「後悔なく」というフレーズに、
彼女の覚悟と決意がすごく伝わってきますよね。

橋本帆乃香の卓球スタイルと武器

橋本帆乃香の卓球スタイルと武器について詳しく見ていきます。

①カット主戦型の守備戦術

橋本の戦型は「右シェーク裏表カット型」。

後陣からの鋭い下回転カットと、
相手のタイミングを外すナックルボールが持ち味です。


これにより、攻撃選手は打ち急ぎやミスを誘発されます。


また、打球フォームが安定しており、
長時間のラリーでも精度を保てるのが強みです。


カットマンとしては珍しく、
守備と攻撃の切り替えもスムーズで、
現代卓球の高速化に対応しています。

見ていると、本当に「鉄壁」という言葉がぴったり。


しかもただ守るだけじゃなく、
の芽を常に狙っているのが橋本流です。

②攻撃への切り替えと決定力

現代卓球では、
守備だけでは勝ち切れないのが現実です。


橋本は、カットで相手を崩した直後に前進し、
強烈なバックハンドやフォアハンドで仕留める攻撃を組み込みました。


特に相手が打ち込んだボールが浮いた瞬間に放つバックハンドは鋭く、
ネット際に突き刺さります。


この「守から攻への切り替え」が、
彼女が世界トップと渡り合える最大の理由です。


試合の中で1〜2本の決定打を確実に決められることが、
勝負の分かれ目となっています。

私の感覚だと、この切り替えの速さはまさに職人芸。


守備型選手の常識を変えるようなプレーだと思います。

③変化系サーブの使い分け

橋本のもう一つの武器が、
多彩な回転を操るサーブです。


横回転や下回転、
ナックルを混ぜたバックハンドサービスで、
相手の予測を外します。


サーブでリズムを崩し、
3球目で有利な展開を作るのが狙い。


相手によってはサーブだけで主導権を握ることもあり、
特に短い下回転サーブからのカットは高確率でポイントにつながります。


このサーブ戦術は、
守備型選手の中でも極めて完成度が高いと評価されています。

こういう細かい技術って、映像で見ると本当に面白いんですよね。


「そんなところで回転を変えてくるか!」って驚かされます。

④剛力スーパーカットと特殊ラバーの選択理由

橋本はニッタクの「剛力スーパーカット」
という重量級ブレードを使用しています。


重さとしなりにより、
回転量のあるカットと安定したコントロールが可能。


フォア面には強粘着ラバー「キョウヒョウ3国狂ブルー」を貼り、
強烈な下回転や攻撃時の回転量を最大化。

バック面には変化系表ソフト「ドナックル」を採用し、
相手の回転を無効化しつつ軌道を変化させます。


これらの用具は、
彼女の守備・攻撃のバランスを最適化するために選び抜かれたものです。

道具へのこだわりがここまで徹底しているのを見ると、
本当に“職人”という言葉がぴったりだなと思います。

⑤長年のペア・佐藤瞳とのダブルス戦績

「ほのひと」ペアとして知られる佐藤瞳とのコンビは、
世界でも稀なカットマン同士のダブルス。


2019年世界選手権銅メダル、
2024年WTTファイナルズ福岡での金メダルなど、
輝かしい戦績を誇ります。


二人はお互いの守備を信頼し合い、
長いラリーでもミスが少ないのが特徴。


カットとカットの応酬から、一瞬のチャンスを逃さず
攻撃する連携は圧巻です。

このペアは、
橋本の国際的な評価をさらに高める大きな要因となりました。

正直、ダブルスの試合は見ていて息を呑む展開が多くて最高です。


守備型2人なのに、
試合展開が全く退屈しないんですよね。

⑥相手を翻弄する回転量の変化

橋本のカットは、回転量の変化が非常に大きいです。


強烈な下回転の直後に回転の少ないナックルを混ぜ、
相手の打球タイミングを狂わせます。


これにより、
相手は無理な体勢から打たざるを得なくなり、
ミスや甘い返球を誘発。


また、試合中も相手の反応を見ながら回転の種類や量を調整する柔軟さがあります。


この「変化の芸術」が、多くの強豪選手を苦しめてきました。

いやもう、相手からすれば「読めないボール地獄」だと思います。


カットの奥深さを知るほど、彼女の技術がどれだけ高度かわかりますね。

⑦現代卓球でカットマンが生き残る術

ボールやラバーの進化により、
純粋な守備型選手が勝つのは年々難しくなっています。


橋本は守備一辺倒ではなく、
攻撃力を高めることで生き残りを図ってきました。


また、回転変化や戦術的サーブ、
用具の最適化といった細部まで戦略を練り込んでいます。


これにより、
パワー主体の現代卓球でも世界トップレベルに通用するスタイルを確立しました。


彼女の成功は、今後のカットマンのモデルケースになるでしょう。

個人的に、橋本選手は「守備型の希望の星」だと思っています。


彼女の存在が、カットマンという戦型の未来を広げてくれていますね。

橋本帆乃香の経歴とこれから

橋本帆乃香の経歴とこれからについて整理します。

①タクシンスポーツで培った幼少期の経験

5歳から祖父の経営する卓球クラブ「卓伸クラブ」で卓球を始め、
幼少期から用具や回転の感覚を自然に習得。


守備型としての才能を早くから伸ばす環境に恵まれました。


家族の理解と支援が、彼女のカットマンとしての道を後押ししました。


この時期の経験が、現在の戦型の基礎を形作っています。


「用具と対話する感覚」が養われたのも、この時期ならではです。

②四天王寺高校時代の全国大会成績

四天王寺高校に進学後、
全国高等学校総合体育大会で団体優勝を複数回経験。


個人戦では田口瑛美子、
早田ひなといった強豪に敗れ準優勝の悔しさを味わいました。

この頃から全国トップレベルの選手と渡り合う実力を発揮。


敗戦経験は、その後のメンタルの強化にもつながりました。


高校時代は戦術面でも大きく成長した時期です。

③ミキハウスでの8年間とダブルスでの躍進

2017年にミキハウスに入社し、
佐藤瞳とのペアで世界選手権銅メダルなどを獲得。


シングルスでも国際大会で優勝し、
国内外で存在感を発揮しました。


ミキハウス時代は、
守備の完成度を高めつつ攻撃の選択肢を増やした重要な時期です。


8年間で培った経験は、その後のキャリアの土台となりました。


特にダブルスでの活躍は、彼女を世界的に有名にしました。

④デンソー移籍後の国際大会優勝

2025年4月にデンソーへ移籍し、環境を一新。


同年のWTTコンテンダー太原でシングルス初優勝、
ラゴス大会でも優勝。


移籍によって練習環境やサポート体制が整い、
さらなる飛躍を遂げています。


国際大会での安定した成績は、
世界ランキング急上昇の大きな要因です。


デンソー移籍は、まさにキャリアの転機となりました。

⑤自己最高ランク11位までの軌跡

2025年8月5日時点で世界ランク11位。


シングルスの安定感と、ダブルスでの実績が評価されました。


ランキング上昇は、2028年五輪への道を現実的なものにしています。


ここまでの上昇は、試合内容の充実と勝率の高さの証です。


ランキング11位は、日本女子卓球界でも屈指の位置付けです。

⑥対外選手戦での圧倒的勝率

今回敗れるまで、対外選手相手に41連勝。


守備型選手としては異例の勝率を誇ります。


この記録は、安定した試合運びと高い集中力の賜物です。


敗戦後も「まだまだ伸ばせる」と語り、
次なる記録更新への意欲を見せています。


この勝率は、今後の国際大会でも強力な武器となるでしょう。

⑦引退までに成し遂げたい目標

橋本は「引退までに後悔しない卓球人生」を送ることを目標に掲げています。


そのために、五輪メダル獲得と世界ランキング上位定着を狙います。


また、後進育成やカットマン文化の継承にも関心を示しています。


選手としての最終章を、最高の形で締めくくるための挑戦が続きます。


この覚悟は、多くの卓球ファンの心を打っています。

まとめ

橋本帆乃香は、対外選手相手に41連勝という偉業を成し遂げ、
世界卓球界にその名を刻みました。


WTTチャンピオンズ横浜では、
世界1位・孫穎莎を相手に第1ゲームを先取するも、
逆転負けで記録がストップ。


それでも、
世界最強を相手に互角以上の戦いを見せた内容は、
多くのファンを魅了しました。

彼女の強さの背景には、
鋭い下回転カットと変化球、守備から攻撃への素早い切り替え、
用具選びの戦略があります。


また、佐藤瞳との「ほのひと」ペアでの世界大会メダル獲得や、
デンソー移籍後の国際大会優勝も大きな飛躍の要因です。

現在の世界ランクは自己最高の11位。

2028年ロサンゼルス五輪へ向け、さらなる進化と挑戦が続きます。

橋本帆乃香の今後の試合からも、目が離せません。

公式情報や詳細は

橋本帆乃香 – Wikipedia

スポーツ報知 該当記事

をご覧ください。

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